フトアゴヒゲトカゲのベビーの育て方|幼体の飼育方法

フトアゴヒゲトカゲ ベビー 必要 フトアゴ

みなさん、こんにちは、こんばんは〜!

リクガメブログです!(まだリクガメの記事は書いたことがないですがっ笑)

フトアゴを初めてお迎えする方は、やはりアダルトよりベビー、幼体でお迎えしたい欲がある方の方が圧倒的に多いと思います。ベビーでの飼育は難しいのか、どんなことに注意しなければいけないのか、などそれなりに価格もするので、気になるかと思います。

フトアゴヒゲトカゲのベビーをお迎えしようと悩んでいる方、お迎えして飼育方法を知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

ということで今回は、フトアゴヒゲトカゲのベビー、幼体の飼育方法・育て方についてまとめていきたいと思います!

〜爬虫類の自己紹介〜
フトアゴヒゲトカゲのアダルトを現在は4匹飼育しています。独自で繁殖方法・卵管理方法を研究して繁殖を3年連続で成功させています。合計で100匹ほど、孵化させてきました。ベビーをたくさん飼育してきたので、その知識を皆さんにも共有していきたいと思います!!

フトアゴヒゲトカゲ 孵化 卵

フトアゴヒゲトカゲのベビー飼育は難しい?

「フトアゴヒゲトカゲを飼育したいけど、ベビーは難しいの…?」
「お迎えするなら、小さい時から飼育したい」

こういったことを思っている方は多いでしょう。

ずばり、フトアゴヒゲトカゲのベビー(幼体)の飼育は、アダルト(成体)よりかは難しいです。

ですが、それはフトアゴヒゲトカゲのベビーの育て方、よくなりがちなことを事前に知っておくと対策や準備を行うことができます。

世の中に出ている情報のほとんどがアダルト個体の飼育方法なので、その情報通りに飼育すると、少し足りないことがあるということです。

人間も同じですよね、大人のお世話と赤ちゃんのお世話の仕方は違いますよね。それと同じことだと思えば、心配はありません。

やはり、フトアゴヒゲトカゲのベビーは赤ちゃんなので、よく食べないと成長できませんし、飼育環境も整っておかないといけません。それにアダルト(成体)よりも丈夫ではありません。

そこをしっかりと理解しておきましょう!

お迎えするなら生後3ヶ月以上がおすすめ

フトアゴ ベビー 飼育

爬虫類界隈では、生後3ヶ月が魔の3ヶ月と言われています。

生後3ヶ月以内は、ご飯が食べられなかったり、体調を崩してしまったり、うまく成長できなかったりして、死んでしまう可能性が非常に高いからです。経験者でさえ、うまく飼育できないことがあります。それくらいの難易度です。

なので、今までにフトアゴヒゲトカゲを育てたことがない方は、生後3ヶ月以上経っている個体をお迎えするようにした方が良いかと思います。

もし可能であれば、ショップでご飯を食べるところを見させてもらいましょう。また普段、食べているご飯を聞いたり、どれくらい食べているかを聞いておくのも良いかと思います。

お迎えしてちゃんと成長しているか不安になりそうな方は、毎月体重とサイズを計測すると、成長が目に見えるので個人的にオススメです!

フトアゴヒゲトカゲのベビー飼育に必要な環境と必要な物

フトアゴヒゲトカゲのベビー飼育で「必要な環境」と「必要なもの」は、基本的に成体を飼育するのと、それほど変わりません。

ベビー時の飼育環境であれば、それほど費用はかからないかと思いますが、見た目にこだわると多少費用はかかると思います。

僕はせっかく飼育するなら、設備の見た目も多少はこだわりたいタイプです!笑

それぞれご紹介していきます!!

飼育ケージ

フトアゴヒゲトカゲの3ヶ月過ぎのベビーであれば、体長15〜20センチくらいだと思うので、60×45×30センチくらいのケージでも飼育することは、可能です。

ですが、フトアゴヒゲトカゲの成長は思っているより早いので、すくにケージが狭くなり、買い換えることになります。笑

なので、ベビーで小さいですが、最初から90センチ以上のケージで飼育することをオススメします。具体的なサイズは90×45×45くらいのサイズがあれば、問題ないです。

60くらいの水槽が余ってる、とかであれば、ひとまずはそこで飼育しても良いかもしれません。

定番のケージは以下のGEXのグラステラリウムですね。

〜筆者オススメはこちらのケージ〜

僕、個人的には、両開きタイプのケージよりもスライドの方が好みなので、スライドタイプのケージを使用しています。

というのも、両開きタイプを使用していたのですが、ドアを開くエリアの確保が必要ということと、こっちのデザインの方が可愛い、というケージがあったので、扉がスライドタイプのケージを使用しています。

↓筆者、個人的にオススメのケージはこちら↓

床材

床材は、サンド・ナッツ系のものか、ペットシーツが使用されることが多いです。

フトアゴヒゲトカゲのベビーの飼育であれば、まずはペットシーツでの管理がオススメです。

ペットシーツは掃除もしやすいのと、サンド・ナッツ系の床材は誤飲の可能性がある、という点から最初はペットシーツが良いかと思います。

見た目を重視するならサンド・ナッツ系の床材でも良いと思います。誤飲しても問題ない、という床材の方が多いので、そこまで心配することはないかもしれません。ただ稀に誤飲で腸閉塞になってしまう子がいるので、気を付けた方が良いです。

誤飲させないために、置き餌をやらない、餌を食べるところをしっかりと見る、など対策をしておくと安心ですね(たまにぺろっとして、食べちゃう子もいたりしますが、、、)。

↓我が家はこちらを使用しています↓

↓たまにサンドの床材も使用します、見た目を楽しみたい人はこっち↓

紫外線ライト

フトアゴ 紫外線ライト uvb 照射

フトアゴヒゲトカゲや様々な爬虫類は、紫外線ライト(UVB)が飼育には必要です。

本来、野生のフトアゴヒゲトカゲは、日光を浴びて体内でビタミンD3を合成してカルシウムを体内に吸収し骨格を形成しています。体調を整えるためにも紫外線が必要ということです。浴びないと病気になることがあります。

なので、紫外線ライトは必ず必要です。
12時間ほどは、紫外線を浴びることができる環境を作るようにしておきましょう!

また、紫外線ライトを浴びる距離、つまり設置位置とフトアゴヒゲトカゲの距離によってW数(ワット)を選ぶ必要があります。

照射距離が遠いと紫外線の照射量が減ってしまうので、大きめのW数を選んでおくと多少は問題ないかと思います。

バスキングライト 集光型

フトアゴヒゲトカゲは、ケージ内でも温度差が必要になり、全体よりも暖かい場所にするために、バスキングライトが必要になります。

温度差をケージ内で作っておくことで、フトアゴ自身の体温を調節することができます。

このバスキングライトはライト自体が非常に熱いので、フトアゴヒゲトカゲがジャンプして触れない位置に設置するようにしましょう。

バスキングライトでの暖かい場所を「バスキングスポット」と一般的には呼びます!

先ほどの紫外線ライトとこのバスキングライトで、自然界の1日の周期を再現することが重要です。

保温器具

フトアゴヒゲトカゲは、暖かい場所に生息している爬虫類なので、秋や冬の寒い時期は、ケージ全体の空気を温める「保温器具」が必要です。暖かくなってきた春や夏は、必要ありません。

使用されるのは、赤色の散光型のライト、または暖突(だんとつ)です。

暖突はケージの上部に設置する必要があるので、とりあえず水槽で飼育しようと考えている方は、使いずらいかと思います。その理由は、紫外線ライトやバスキングライトはクリップで挟むことになるので、かさばるからです。

「サーモスタット」という設定した温度より下がったら、設定温度になるまで自動で温めてくれる便利な商品があります。フトアゴヒゲトカゲのベビーは暑すぎても寒すぎても体調を崩すことがあるので、オススメの商品です。

便利な商品なのに、値段もそこまでしないので飼育者にはオススメです。これがないと、温度管理に気を配る必要がありますからね。

便利グッズ紹介!
革命商品です!笑(有名な商品ではあります)

フトアゴヒゲトカゲに限らず、電気を必要とする生き物飼育で、ある時間になったら消灯したり点灯したりするケースがよくあると思いますが、以下の商品でタイマー設定を行うことができます!

非常に便利ですので、オススメしておきます!!

シェルター

シェルターはライトとは逆に、体温を下げたり、紫外線を浴びすぎることを防ぐことができます。

これもケージ内の温度差を作るために必要です。
また暗く落ち着く場所をケージ内に作る、という役割もあります。

フトアゴヒゲトカゲのベビーであれば、小さいサイズのシェルターで良い、と思いますが、これもまたフトアゴヒゲトカゲはすぐに大きくなるので、大きめのシェルターを購入しておくと、再度購入する必要がなくなります。

ですが、1番ベストなのは、フトアゴヒゲトカゲの成長に合わせてシェルターを大きくしていく方が良いとされています。

流木

フトアゴ ベビー 飼育方法

流木に関しては、なくても良いですが、ある方がフトアゴヒゲトカゲは喜んでいるように見えます。笑

やはり、フトアゴヒゲトカゲは半樹上性の生き物なので、高い場所に登るのを本能的に好みます。

立体的に行動ができるので、ライトからの距離を自分で調節したり、運動不足を解消できたりと、メリットは多いです。

ケージ全体の見た目も良くなるので、ビジュアルを求める方は好みの流木を探すと良いかと思います!同じ形はないので、好みの流木に登ってるフトアゴは非常に可愛いです!!

デメリットは、流木にうんちをされると、洗うのが少し大変です。笑
それくらいです。

水入れ

フトアゴヒゲトカゲも当然水分を飲むので、水入れが必要です。

プラスチックの水入れよりも、陶器などの重ための水入れが好ましいです。軽いと、水入れにのしかかって、水入れごと倒れることがあるので。

爬虫類専用の水入れがオススメです。

最初は、水入れの水を認識しない可能性があるので、水を入れた後に、気づかなければ、スポイトなどで上から水を垂らして、水面に動きをつけてあげると気づいて飲みにくることがあります。

それを続けていくと、飲み水ということを覚えて、フトアゴ自ら飲むようになったりします。

フトアゴヒゲトカゲのベビーは、水分不足に陥りやすいです。なので、しっかりと水分を飲んでいるか確認していた方が良いです。

全然自ら飲まない子には、スポイトなどで頭の上から水を垂らしてあげると、ぺろぺろと飲みます。霧吹きとかも良いです。壁に滴る水滴に気づいて飲みにくる子もいたりします。

餌・ご飯

フトアゴヒゲトカゲのベビーは成長期なので、毎日ご飯をあげたほうが良いです。

ベビーの時期は、昆虫食がメインになります。口のサイズに合わせたサイズの昆虫を与えましょう。また、カルシウムパウダーを昆虫につけて食べさすようにしましょう。

与える際に、ピンセットで昆虫をつかんで与えますが、アルミや鉄の素材のピンセットだと口周りを怪我する可能性があるので、木や竹素材のピンセットで与える方が良いです。

与える昆虫は、デュビアが個人的には1番おすすめです。レッドローチでも問題ありませんが、少し臭いがキツイのと、動きが速いのでピンセットで捕まえるのが少し難しいです。

自宅で餌を繁殖させていくことを考えているのであれば、間違いなくデュビアが良いと思います。繁殖スピードはレッドローチより遅いので数が少ないとなかなか増えません。ですので、自家繁殖を考えているのであれば、最初にたくさんのデュビアを購入しておくと良いと思います。

→ おすすめのデュビア販売ショップ(ワーニングカラーズ)

コオロギは、頭や足が少し硬いのと噛む力が強いので、避けていた方が無難です。

人工飼料もおすすめです。

フトアゴヒゲトカゲは、大人になるにつれてご飯の頻度が落ちて、食べるご飯の種類も小松菜などの葉っぱがメインになっていきます。ベビーの時から小松菜などの葉っぱに慣れさしておくと、大きくなったときに飼育が楽になります。

餌やりは飼育の醍醐味ですよね!食べてる姿はとても可愛いですね!

フトアゴヒゲトカゲのベビー飼育で注意しておくこと

 フトアゴヒゲトカゲ ベビー 飼育

爬虫類は、以下の点から飼育しやすいと言われていますが、ベビーはそれに少し当てはまらないので、難易度が少し上がると思っています。

以下のポイントに気をつけて飼育すればすくすく元気に成長していくと思います。

  • ご飯をしっかりと与える
  • 水をしっかりと飲ます
  • ケージ内を適温な環境にする

あまりいませんが、繁殖して多数のフトアゴヒゲトカゲのベビーを飼育する場合は、フトアゴヒゲトカゲのベビー同士で間違えてかじり合うことがあるので、気をつけた方が良いです。

爬虫類ショップのオーナーさんに伺ったところ、かじりあっちゃうのは親の性格とかもあるそうです。

フトアゴベビー飼育のまとめ

フトアゴヒゲトカゲのベビーを飼育するのは、アダルトサイズよりかは多少難しいですが、しっかりと飼育する知識をつけて、用品を揃えておくと飼育することができます。

この記事で紹介した用品をしっかりと準備して飼育すれば元気にすくすくと育つでしょう!

お気に入りのフトアゴヒゲトカゲのベビーに出会った時が運命のときです!笑

みなさんもフトアゴヒゲトカゲ飼育者デビューして、爬虫類ライフを送りましょう〜!!

それではまた!!!

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