「Osmo Nanoは64GBと128GB、どっちを買えばいい?」
「SDカードを入れれば、64GBでも困らない?」
Osmo Nanoは本体にストレージを内蔵する小型カメラです。購入時に容量を選ぶため、価格を抑えるか、余裕を持たせるか迷いますよね。
選ぶ目安は、撮影データをこまめに移せるなら64GB、旅行などで移す回数を減らしたいなら128GBです。ただし、128GBを選ぶと変わるのは保存容量だけではありません。有線転送速度の上限にも違いがあります。
購入前に押さえたい3つの違い・注意点
・利用可能容量:64GB版は48GB、128GB版は107.6GB
・有線転送の公称上限:64GB版は400MB/s、128GB版は600MB/s
・どちらもmicroSDカードへ直接録画はできない
この記事では、容量・転送速度・価格の違い、保存できる動画時間の考え方、使い方別の選び方を整理します。microSDカードでできることも確認して、購入後の「思っていた保存方法と違った」を防ぎましょう。
確認日:2026年10月21日。DJI公式仕様・FAQ・商品ページを基にした比較です。録画時間と転送時間の計算例は実測値ではありません。価格や販売セットは変更される場合があります。
Osmo Nanoは64GBと128GBどっち?先に結論

| 使い方 | 選ぶ目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 散歩・日常の短い動画を撮り、帰宅後に移す | 64GB | 撮影する合計量を抑え、空きを確保しやすい |
| 予算を抑えてNanoを使い始めたい | 64GB | 撮影性能より容量の余裕に差額を払うかで判断できる |
| 旅行やイベントで撮る量が増えやすい | 128GB | 途中でデータを移す回数を減らしやすい |
| PCへ大量の動画を有線で移す | 128GB | 容量に加え、有線転送速度の上限も高い |
| まだ撮影量が分からず、予算に余裕がある | 128GB | 保存容量の余裕を確保しやすい |
ここで大切なのは、最終的な完成動画の長さではなく、撮影した素材の合計量で考えることです。完成するVlogが5分でも、撮り直しや使わない場面を含めると、素材はもっと長くなります。
たとえば、毎回20分程度の素材を撮って帰宅後に移す人と、旅先で数日分を残す人では、必要な空き容量が変わります。「旅行だから必ず128GB」「初心者だから64GB」と決めず、データを移せるタイミングまでに何分撮るかで選びましょう。
Osmo Nano 64GB・128GBの違いを比較

| 比較項目 | 64GB版 | 128GB版 |
|---|---|---|
| 公称の内蔵容量 | 64GB | 128GB |
| 利用可能容量 | 48GB | 107.6GB |
| 内蔵ストレージからの有線転送上限 | 最大400MB/s | 最大600MB/s |
| スタンダードコンボの掲載価格(税込) | 43,890円 | 48,730円 |
| 主な撮影仕様 | 1/1.3インチセンサー、通常動画は最大4K/60fps | 左と同じ |
| microSDカードへの直接録画 | 非対応 | 非対応 |
容量・保存方法は公式FAQ、転送上限と価格はDJI公式の商品案内で確認しています。表の価格差は4,840円です。同じスタンダードコンボ同士の掲載価格を基準にしており、セール価格や他のセットとの比較ではありません。(参考1・2・3)
利用可能容量は、128GB版が約2.24倍
公称容量では2倍の違いですが、撮影に使える容量を比べると、107.6GB ÷ 48GB ≒ 2.24倍になります。差は59.6GBです。(参考1)
64GB版で撮れる量を基準に考えたとき、128GB版は2回分を少し上回る素材を保存できる計算です。ただし、すでに保存した動画や写真があれば、使える空き容量は減ります。
両モデルとも、公称容量のすべてを撮影に使えるわけではありません。比較するときは商品名の64GB・128GBだけでなく、48GB・107.6GBという利用可能容量を基準にすると分かりやすくなります。
128GB版だけ画質がよくなるわけではない
容量違いによって、128GB版だけ通常の4K動画の解像度が上がるわけではありません。主な撮影仕様は共通なので、「画質の上位モデル」という理由で128GBを選ぶ必要はありません。(参考1・3・4)
スタンダードコンボには、カメラに加え、多機能ビジョンドック、磁気ハットクリップ、磁気ストラップ、保護ケース、USB-Cケーブル、両方向磁気ボールジョイントアダプターマウントが付属します。購入時は、容量違いとコンボ違いを分けて見比べてください。(参考3)
Osmo Nanoは何分録画できる?保存容量から計算
「64GBなら4Kで何分?」は気になるところですが、解像度とフレームレートだけで、保存できる時間を一律には決められません。動画のデータ量を左右するビットレートも必要です。
Osmo Nanoの公式最大動画ビットレートは120Mbpsです。下の表は、120Mbpsが一定で続くと仮定して、利用可能容量を単純計算した例です。特定の4K設定でこの時間を録画できると保証するものではありません。(参考4)
| 計算条件:120Mbps一定 | 64GB版 | 128GB版 |
|---|---|---|
| 計算に使う利用可能容量 | 48GB | 107.6GB |
| 保存できる動画の合計時間(計算上) | 約53分 | 約119分(約1時間59分) |
計算式:容量(GB)×8,000÷ビットレート(Mbps)÷60=分。1GB=10億バイトとして計算。音声・ファイル管理情報・追加の記録データ等を個別加算していない概算です。実際のビットレート、設定、残容量によって変わります。
120Mbpsを基準にすると、素材1分は約0.9GB、30分なら約27GB、60分なら約54GBという計算になります。撮影の予定を立てる際は、空き容量をぎりぎりまで使う前提にせず、撮り直しの分も見込んでおくと選びやすくなります。
バッテリー持続時間・熱による停止とは分ける
保存できる合計時間と、連続で回せる時間は別です。
128GB版を買っても、バッテリーや発熱の制約がなくなるわけではありません。表は複数の撮影クリップを合わせた保存量の計算として読んでください。
公式の最大90分(カメラ単体)・最大200分(ドック併用)は、25℃、1080p/24fps、手ブレ補正オン、Wi-Fiオフ、画面オフなどの条件で測定した駆動時間です。4K動画が同じ時間だけ撮れるという意味ではありません。(参考4)
たとえば、短いクリップを撮り、休憩中に充電しながら1日使う場合は、1回のバッテリー駆動時間よりも多くの素材がたまることがあります。反対に、空き容量が残っていても、電池残量や温度によって録画を続けられない場合があります。
microSDカードを入れれば64GBで十分?保存方法に注意

Osmo NanoのmicroSDカードは、カメラの内蔵容量を直接置き換える録画先ではありません。動画はカメラ本体の内蔵ストレージへ記録し、ビジョンドックに入れたカードへ書き出す仕組みです。(参考1・5)
撮影 → カメラの内蔵ストレージ → ビジョンドック経由でmicroSDカードへ書き出し、という順番で考えると分かりやすくなります。
カードを買い足しても、録画先が自動で切り替わるわけではない
64GB版に大容量のカードを入れても、内蔵48GBがいっぱいになった後、そのままカードへ録画が続く使い方はできません。一度撮影を止めて素材を書き出し、必要な確認をして内蔵ストレージの空きを確保する時間を見込む必要があります。
休憩中に整理できる散歩や日常撮影なら、64GB版とカードを組み合わせる運用も選択肢です。一方、旅先で素材の整理を後回しにしたい人には、最初から128GB版の方が扱いやすいと考えます。
書き出し用のカードは容量と対応型番を確認する
公式仕様では、microSDカードは最大1TBに対応しています。推奨一覧には、Kingston Canvas Go! Plusの128GB・256GBなどが掲載されています。追加する場合は、商品名だけでなく容量・型番も確認してください。(参考4)
128GB版の素材をまとめて保管するなら、書き出し先にも十分な空きが必要です。カードに前回分の素材が残る運用なら、今回分と前回分の合計が収まるかを考えましょう。カードを買っても本体の録画可能容量が増えるわけではない点は変わりません。
書き出した後は、ファイルが開けることを確認してから整理します。大事な素材はPCなどにもコピーしておくと、カードを唯一の保存先にせずに済みます。フォーマットはファイルを消去する操作なので、バックアップ前に実行しないようにしてください。(参考5)
転送速度にも違い|64GB版は最大400MB/s、128GB版は最大600MB/s
容量以外で見落としやすい違いが、有線転送速度です。公式の案内では、128GB版は内蔵ストレージからの転送で最大600MB/s、64GB版は最大400MB/sに対応します。付属のUSB 3.1対応ケーブルと、対応するPC環境などが条件になります。(参考3)
同じ30GBを移すと仮定すると、30,000MB ÷ 400MB/s=75秒、30,000MB ÷ 600MB/s=50秒という計算です。ただし、これは上限の速度が一定で出た場合だけの計算例で、実際の所要時間ではありません。
600MB/sは、スマホへの無線転送やmicroSDカードへの書き出しでも出る速度ではありません。PCの端子、ケーブル、保存先の速度などによって実際の転送は変わります。
PCへ有線でまとめて移す人には128GB版の利点になりますが、スマホへの無線転送を中心に使うなら、この数字だけを理由に128GB版を選ぶ必要はありません。
64GB版がおすすめの人|撮る量と整理のタイミングを決められる
たとえば、1回の外出で短い素材をいくつか撮り、帰宅したら保存先へ移す使い方なら、64GB版を検討しやすくなります。空き容量を管理できれば、撮影性能を理由に128GB版へ上げる必要はありません。
ただし、予算を抑えるために64GB版を選び、その後に転送用カードや周辺機器を追加する場合は、合計金額も比較してください。どちらが安いかは、手持ちの機材と購入時の価格で変わります。
DJI公式でOsmo Nanoの容量・セット・最新価格を確認する
128GB版がおすすめの人|旅行・撮り直し・素材の持ち帰りを優先
128GB版を選ぶメリットは、撮影中に「そろそろデータを移さないと」と考える回数を減らしやすいことです。完成動画に使うか迷う場面も、一旦持ち帰ってから選べます。
掲載価格の差は4,840円です。撮影のたびに整理する負担を減らしたいなら、この差額を容量の余裕に払う判断はしやすいと思います。一方、128GBでも複数日分を必ず保存できるわけではないため、撮影量が多い旅行では転送手段も用意しましょう。
購入前に確認したい3つのこと
- 同じコンボ同士で価格を比較する。64GBと128GBの差に、マイクやマウントの付属差を混ぜない。
- 撮影開始前に空き容量を作れるか、途中でデータを移せるか考える。
- 合計の保存時間と、1回の連続撮影時間を分けて確認する。
もし「長い時間を回し続けたい」が最優先なら、Nanoの容量選びだけで決めず、バッテリー交換や記録方法も含めてカメラを選び直すことも大切です。Osmo Actionシリーズを検討する場合は、次の記事でモデルの違いを確認できます。
手ぶらで身に着ける撮影よりも、手持ちで構図を確認しながら撮る使い方を考えている方は、Osmo Pocketシリーズの選び方も参考にしてみてください。
Osmo Nanoの64GB・128GBに関するよくある質問
主な撮影仕様は共通です。128GB版だけ解像度が上がるわけではありません。利用可能容量と有線転送速度の上限などを比べ、撮影量と転送の使い方で選びましょう。
公式の最大動画ビットレート120Mbpsが一定で続くと仮定し、利用可能48GBで単純計算すると約53分です。実測値や4Kの特定設定での保証値ではありません。実際は設定・ビットレート・残容量で変わり、連続撮影時間とも別です。
容量から計算した合計の保存時間と、連続撮影できる時間は別です。バッテリー残量や温度などの影響を受けるため、128GB版なら約2時間連続で撮れるとはいえません。
できません。動画はカメラ本体の内蔵ストレージに記録されます。ビジョンドックに挿入したmicroSDカードへ、撮影後に素材を書き出せます。
同じにはなりません。カードは撮影後の書き出し先であり、内蔵ストレージの利用可能容量や有線転送速度の上限は変わりません。
違います。内蔵ストレージから、対応ケーブルとPC環境を使用した有線転送の公称上限です。無線転送やmicroSDカードへの書き出し速度とは分けて考えてください。
撮影後に毎回素材を移せて予算を抑えたいなら64GB、旅行などで移す回数を減らしたいなら128GBが選ぶ目安です。初心者かどうかより、素材の合計量と整理のタイミングで判断しましょう。
まとめ|64GB・128GBは撮影量と転送の習慣で選ぼう
Osmo Nanoの64GB・128GBは、「データを移すまでに、どれだけの素材を残したいか」で選ぶと分かりやすくなります。
予算に余裕があり撮影量がまだ分からないなら、128GB版をおすすめします。一方、素材を毎回移す運用ができるなら、64GB版も十分に検討できます。購入時は同じコンボ・最新の販売価格を見比べて選んでください。



参考資料・出典
参考1:DJI:Osmo Nano FAQ(保存先・利用可能容量・書き出し)
参考2:DJI公式ストア:Osmo Nano Vlogコンボ128GB(選択肢内のスタンダードコンボ価格)
参考3:DJI公式ストア:Osmo Nano スタンダードコンボ64GB(同梱物・脚注7の転送速度)
参考4:DJI:Osmo Nano 仕様(最大ビットレート・対応カード・駆動時間)
参考5:DJI:Osmo Nano ユーザーマニュアル v1.0(17~18ページ)


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