GoProシリーズ比較!|HERO11・HERO10・HERO9

GoPro

GoProは大人気の超小型のアクションカメラです。

ここ数年では1年毎に新しい機種が発売されていますよね。

ということで、簡単に初めての方にも分かりやすく、最新機種のHERO11 BlackとHERO10 Black、HERO9 Blackの3機種を比較してみましたので、是非参考にしてください!

現行機種の紹介

GoPro機種ラインナップ

現在のGoPro HEROシリーズの機種ラインナップには、HERO11 Black、HERO10 Black、HERO9 Blackの3機種があります(HERO11 Black Miniは除外しています)。

HEROシリーズの数字が上がっていくごとに、性能や機能が向上しているんです。

このHEROシリーズは、防塵機能・防水機能・耐衝撃機能を備えた堅牢性の高いボディで、日常のVlogからアクティブなスポーツまで多彩なシーンを撮影できます。

豊富なGoProアクセサリーと組み合わせることで、他のカメラにはできない様々な撮影を行うことができます!

各機種のスペック紹介

スペックを以下の表にまとめてみました!

 HERO11 BlackHERO10 BlackHERO9 Black
写真27.13MP23MP20MP
ビデオ5.3K/60fps 4K/120fps5.3K/60fps 4K/120fps5K/30fps 4K/60fps
撮影アスペクト比8:7 16:9 4:316:9 4:316:9 4:3
120Mbps5.3K/4K
100Mbps5.3K/4K/2.7K5K/4K/2.7K
手ぶれ補正HyperSmooth 5.0HyperSmooth 4.0HyperSmooth 3.0
プロセッサーGP2GP2GP1
デジタルレンズHyperView、SuperView、広角、リニア、リニア + 水平ロック / 水平維持SuperView、広角、リニア、リニア + 水平維持、狭角SuperView、広角、リニア、リニア + 水平維持、狭角
10bitカラー

HERO11にナイトエフェクトが追加

  • 星の弧の動きを撮影できる「スタートレイル」
  • 光の軌跡を使って文字やイラストが描ける「ライトペインティング」
  • 車のヘッドライトなどを利用して、眩い光跡を撮影できる「ライトトレイル」

10bitカラー

今までのGoProは8bitカラー撮影でしたが、HERO11 Blackでは10bitカラー撮影ができます。

8bitでは最大色数が1677万7216色、10bitでは約10億7374万色を表現できます!

8bitと10bitの比較
参照)https://indieemotion.com/chroma-subsampling/

8bitカラーと比較して、10bitカラーのほうが非常に高精度でなめらかな色表現が可能になります。

ビデオ編集したい人にとって非常に嬉しいポイントです。

写真や動画を撮影して、彩度を編集した際に色の段が出てしまった経験はないでしょうか。

そのようなことも10bitカラー撮影で解消することができます。

8bitカラーと10bitカラー比較
参照)https://exp.dospara.co.jp/express/dospara/678955
注意点として、当然データ量が増えるので、必要以上にSDカードの容量が消費されてしまいます。また編集するPCや編集ソフトもハイスペックが求められます。

8:7のアスペクト比

HERO11 Blackには、1/1.9インチの新型イメージセンサーが搭載されています。

その事により、8:7のアスペクト比での撮影が可能になりました。

従来のGoProのセンサーは1/2.3型センサーでしたが、今回HERO11 Blackのセンサーには1/1.9型センサーが搭載されて、比率が8:7とより大きくより正方形に近い形となりました。

センサーが大きくなったということは、より広範囲の視野角でビデオ撮影が可能になります。

広い視野角で撮れることによりどんな恩恵を受けるかというと、縦や横など好きな形で画質を落とさずトリミングすることができるようになったんです。

なんとなく撮影しておいて後から好きな画角でトリミングする、まるで360度カメラのような使い方が可能になっています!

動画解像度の最大値紹介

各機種の動画の解像度とフレームレート数の最大値を紹介します。

先程の表を見ていただくと、どの機種も最大解像度は「5K」以上です。

HERO9 Blackは5K30fps、HERO10 Blackは5.3K60fps、5.3K60fpsが最大値です。

HERO10 BlackとHERO11 Blackの最大値は同じになっていますが、ビットレート数(Mbps)の違いで、画像はHERO11 Blackのほうが綺麗な映像を撮影できます。

【2023年】GoProアプリ「Quik」での動画編集のやり方

写真解像度の最大値紹介

GoProの綺麗な写真

各機種の写真の画素数の最大値を紹介します。

1MPとは、画素数でいうと100万画素ということです。

一眼レフカメラなどは、画素数でよく表されますよね!

HERO9 Blackは20MP、HERO10 Blackは23MP、HERO11 Blackは27MPです。

モデルが上がるごとに画素数は増えています。またどの機種にもHDR撮影搭載のSuperPhotoという撮影モードも備わっています。

→ GoPro写真撮影のコツと設定方法|ゴープロ完全ガイド

水平ロック限界値の紹介

各機種の水平ロック限界値をご紹介いたします。

水平ロックは、デジタルレンズを「リニア+水平ロック」を選択すると使用することができます。

HERO9 Blackは約30°、HERO10 Blackは約45°、HERO11 Blackは360°です。

360°固定では、撮影時のGoProの縦向きや横向きは気にせずに固定された向きの映像を撮影できます。

HERO9やHERO10で360°固定撮影を行いたい場合は、「MAXレンズモジュラー」というアクセサリーを装着すると360°回転しても固定された映像を撮影できるようになります。

防水性

GoPro 防水性

GoProは、本体そのままの状態で水深10mの防水性を備えています。

10m未満の水深であれば、防水ケース(ハウジング)を使用する必要はありません。

注意点としては、バッテリーが入っているサイドドアがしっかりと閉まっていることを確認するようにしましょう。

またダイビングなどで10m以上の水深で使用する場合、ダイブハウジングという防水ケースを装着すると最大60mまで使用することが可能になります。

GP1・GP2の違い

GP2チップ

GoProは、脳みそであるチップが高性能であるので、高機能で撮影することができています。

GP1チップ

GP1チップは、GoPro HERO6 BlackおよびHERO5 Blackで使用された初代チップです。

GP1は、従来のGoProカメラの処理性能を大幅に向上させ、4Kビデオ撮影を可能にしました。

また、画像処理技術により、より明るく、より鮮明な画像を撮影することができます。

さらに、GP1は、H.265ビデオコーデックをサポートしており、より効率的なビデオ圧縮を実現し、ファイルサイズを削減することができます。

GP2チップ

GP2チップは、GoPro HERO10 Blackから使用されている最新のチップです。

GP2は、GP1に比べて、CPU性能が50%向上し、GPU性能が20%向上しています。

これにより、より高速でスムーズな操作が可能になり、高度な機能を実行することができます。

また、GP2は、最新のビデオ技術に対応しており、5.3Kビデオ撮影や8xスローモーション撮影などの高度な撮影機能を提供します。

さらに、GP2は、より優れた画像処理技術を搭載しており、より正確な色再現性や明暗の調整が可能になり写真の画質も向上しています。

他には夜間撮影などの低照度での画質も向上しています。

GoProは夜間撮影に弱いですが、GP2になり少しマシになっています。

HERO11 Blackからエンデューロバッテリーが同梱

Enduroバッテリー

GoProの付属品であるバッテリーは、HERO10 Blackまで上下が青色のバッテリーでしたが、HERO11 Blackからはその青色のバッテリーから上下が白色の「Enduro(エンデューロ)バッテリー」に変更されました。

このEnduroバッテリーは、-10℃までの低温環境下でGoProのパフォーマンスを大幅に向上しています。

極寒の中でもGoProに電力を供給できるため、気温が低い環境下でも長時間撮影可能です。

適度な温度下での撮影時間も最大 40%長くなります。

また青色バッテリーよりも最大13%速く充電可能になっています。

スキーやスノーボードの撮影に、このバッテリーを使えば、長時間撮影することができます。

筆者の体感では、1日遊んで撮影していても1つあれば充電が持っているような感じです(念のため、予備バッテリーは持っていきますが(笑)

まとめ

やはり、HERO11 Blackが性能に関しては一番良いですが、価格は一番高いです。

そこまでの性能を求めていない方であれば、下位モデルでも十分なスペックはあるかと思います。

GoPro.com独自の「サブスクリプション」サービスを利用すれば、安く購入することはできるので、チェックしてみてもよいかと思います。

サブスクリプションをチェックする

ただ、保証関係が海外で購入してしまうと弱いので、壊れて交換を希望する方などは、日本の家電量販店などでご購入することをおすすめいたします。

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