みなさん、こんにちは!
我が家の【フトアゴヒゲトカゲが産卵した卵の管理方法】について、ご紹介していきます。
今まで、何度も産卵を経験してきて上手く孵化しないことも多かったです。
色々と試行錯誤してきた経験を皆さんにもお伝えできればな、と思います。
以下で紹介している方法で、無事に孵化しました!(2023年8月)
★重要★繁殖させる前に知っておくこと!
フトアゴヒゲトカゲを飼育している方は、繁殖をやってみたいな、と思うことがおそらくあると思います。
飼育前からちょっとした憧れが僕にはありました。笑
飼育していたらいつかは、繁殖してみたいですよね!
フトアゴは想像以上に産卵します
フトアゴヒゲトカゲの産卵は、一度に15~30個ほどの卵を産卵します。
交尾していても全てが有精卵(※1)とは限りませんが、有精卵と無精卵の卵をたくさん産みます。
交尾をしていなければ、全て無精卵なので孵化することはございません。
また、一度の産卵で終わらず、1~3サイクルくらい産卵を行います。
15個の有精卵を3回産めば、合計45個になり、45匹フトアゴが増えることになります。
1匹でも飼育していると分かると思いますが、幼体のときは1つのケージでまとめて飼育できますが、成体になると、90センチのケージに3匹だとしても、45匹増えと15個のケージが必要になります。笑
一般家庭だと、なかなか難しいことを理解していただけたかと思います。
孵化後のことを考えておきましょう
繁殖には夢があるので、行うこと自体は自由だと思います。
ですが、孵化したフトアゴヒゲトカゲの引き渡し先などを事前に確保しておくと、良いかと思います。
引き渡し先がない場合は、全てご自身で飼育することになりますので、考えておきましょう。
資格を取り、お店への販売も一つの手ですが、簡単ではないと思います。
計画をしっかりと立ててから繁殖を行いましょう。
産卵するメスの体力について
たくさんの卵をお腹に抱え、一度に15~30個の卵をフトアゴのメスは数時間で産むので、体力を相当消費します。
産卵させようとしているフトアゴのメスの体調はしっかりと確認しておきましょう。
体調が悪い状態で繁殖させると、最悪の事態になる可能性もございます。
卵の管理方法について
繁殖させる前に重要なことを確認していただいたので、我が家の管理方法をご紹介いたします。
このやり方が正解ではないので、参考程度にお願いいたします。
容器は透明プラスチックカップ
現在の我が家の卵管理の容器は、400mlほどの透明プラスチック丸カップです。
以下のカインズの透明カップを使用しています。お手頃価格!笑
Amazonでは、以下のカップがオススメですが、蓋は別売りなのでセットでの購入が良いです。
この容器に、錐(キリ)などで5箇所ほど横に穴を開けます。
使用しているのはダイソーで買った水差しです。
穴を開ける理由は、容器の蓋を閉めるので、湿度管理のため開けています。
土はバーミキュライト
土は、バーミキュライトを使用しています。
ホームセンターなどに、だいたい売っています。
・保水性と排水性のバランスが良い
・保温性
・無菌
容器にバーミキュライトと水を「1:1」で入れる
先程の丸カップ容器に、バーミキュライトと水を「1:1」で入れています。
秤で重さを計りながら、行いましょう。
大体バーミキュライト30g、水30gくらいを入れています。
水は蛇口から直接入れると、1:1にするのが難しいので、100均などで「水差し」を買っておくと便利です。
管理場所について
以前は、発泡スチロールに暖突を入れて、サーモスタットで27~30度を保つやり方を行っていました。
このやり方でも孵化はできましたが、その後、3~4回ほど上手くいかなかったので、管理場所の方法を変更してみました。
現在は、みどり商会のケージに暖突をサーモスタットで温度管理しながら管理しています。
発泡スチロールでの管理は、毎回蓋を開けないと卵の状態を確認できないので、少し手間でしたね。
温度管理での必須アイテム
下記の2つがあれば、常に温度を一定に保つことができるので、温度管理を徹底するのであれば、この2つは購入しておきましょう。(おそらく既に持っている方が多いでしょう笑)
その後の管理
2、3日に1回は卵を見るようにしておきましょう。(おそらく心配で気になり、確認すると思いますが笑)
卵は殻から水分を吸収し、息もしています。
卵と触れている土が乾いてきたら、卵自体の水分が少なくなり凹みが出てきます。
その場合は、霧吹きや土(バーミキュライト)に水を差さすようにしましょう。
最初に水を1:1で入れているので、基本的にはあまり水を足すことはありませんが、卵にもよって変わるので、よく観察しておきましょう。
卵がカビてきている?!
逆に湿度が高く、空気の流れが少なければ、カビが発生しやすくなります。
カビが卵に出てきたら、ティッシュなどで拭いて取り除いてあげてください。
対策としては、蓋を完全に閉めず、少し開けたり、プラケースに開けた穴の数を増やしたりすると良いかもしれません。
カビていても、卵自体には影響はないようです。(別の記事で見ました)
ですが個人的には、初期段階でカビてくると上手くいかない時が多い気がします。
無精卵の見極め方
初めての繁殖で、産まれた卵も初めて見ると、どれが有精卵で無精卵か見分けれない方もいるかと思います。
無精卵は、有精卵と比べ少し縦長で、色も黄色っぽいです。
産まれたばかりの卵で無精卵を見極めるのは、形と色くらいでしょう。
どっちか分からない方は、全ての卵を回収して容器で管理しておきましょう。
しばらくすると、無精卵は色が黒くなっていき、萎んでいきますので、見分けることができます。
そうなった卵(無精卵)は、容器から取り出して廃棄しておきましょう。
孵化するのはいつ?
産卵後、フトアゴが孵化してくるのは60日後くらいです。約2ヶ月かけて卵を管理します。卵も成長するので、だんだんと大きくなっていきます。
卵の成長も孵化するまでの楽しみになると思います。
何日かおきに写真を撮っておくと卵のサイズを比較できるのでオススメです!
約2ヶ月かけて大切に管理してきた卵からフトアゴが産まれてくる時は、もうめちゃくちゃ感動です!
孵化日が近づいてきたら、産まれたフトアゴを飼育する環境を整えておくとよいです。
卵から産まれてすぐのフトアゴは、お腹にヨーサックがまだついていますので、移動には気をつけましょう。
またヨーサックは勝手に取れるまで、取り外さないようにしておいてください。
管理方法が完璧でも失敗する
どれだけ管理方法が完璧でも上手く孵化できないときがあります。
フトアゴのご飯や環境を見直す方が良いかもしれません。
フトアゴも卵をお腹で作るので、それに必要な栄養、カルシウムや水分などが普段より必要になるのは当然です。
産む前から卵が上手く孵化するように、お世話すると良いでしょう。
楽しい繁殖ライフを
私のフトアゴヒゲトカゲの卵の管理方法を紹介いたしましたが、これが正解ではありません。
やり方は、まだまだ沢山ありますので、他の方の記事も読んで自分なりのやり方で管理するのが1番だと思います。
私自身もまだまだ完璧ではないです。失敗する時もあります。試行錯誤しながら管理方法を考えています。
フトアゴの孵化の瞬間はめちゃくちゃ感動するので、その時を楽しみにしてください〜!
今回の方法で孵化した子たちの画像は以下です!!
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